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22日、IBMが中国市場進出の見返りに、米政府の意向に反して技術を提供した可能性が指摘されている。写真はIBM中国支社。
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2015年4月22日、参考消息網によると、米紙ニューヨーク・タイムズは中国におけるIBMプロジェクトが米国で注目を集めていると伝えた。
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米国の技術を「まず吸収し、それからイノベーションを行う」ことで、中国企業と米国企業の技術格差を埋めることができる。その上で製品をリリースすれば米国企業が販売する製品にとって代ることができる。
これは華勝天成科技株式有限公司の公式サイトに掲載された、黄華(ホアン・ホア)副総裁の発言だ。同社は戦略ミサイル貯蔵庫のネットワークセキュリティーを担当した元人民解放軍エンジニアにして、中国政府のIBMプロジェクトの監督を担当する科学者、沈昌祥(シェン・チャンシアン)氏の協力のもと、IBMからハイエンドサーバーの設計図とソフトウェアの提供を受けている。
中国政府は「市場と引き替えに技術を獲得する」戦略を推進しているが、米オバマ政権はアンフェアだとして批判を強めている。IBMは自社の中国事業成功のため、米国の国益を損なう技術供与を行ったのではないかと疑念を持たれている。なおIBM側は世界各地のパートナー企業と提携を深めるOpen Power計画の一環であり、特別な技術供与ではないと否定している。(翻訳・編集/増田聡太郎)
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