中国南車、イギリスの高速鉄道プロジェクト入札へ=総投資額約9兆円を狙う、英首相歓迎―米メディア

Record China    2015年4月22日(水) 21時50分

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21日、中国の鉄道車両メーカー「中国南車」は、イギリスのHS2高速鉄道プロジェクトに入札する。総投資額は500億ポンド(約8兆8800億円)で、時速360キロの車両を運行する。写真はロンドンの地下鉄。

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2015年4月21日、中国の鉄道車両メーカー「中国南車」は、イギリスのHS2高速鉄道プロジェクトに入札する。総投資額は500億ポンド(約8兆8800億円)で、時速360キロの車両を運行する。ブルームバーグが伝えた。

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鉄道用電気機器メーカー「株洲南車時代電気」の李東林(リー・ドンリン)エグゼクティブディレクターによると、中国南車はHS2高速鉄道プロジェクトで列車、施設建設、運行、メンテナンスを含む一連のサービスを提供する意向をみせている。

HS2は2014年にイギリス議会の下院で承認された。第一期区間はロンドンとバーミンガムを結び、2017年に着工、2026年に開通する予定。第二期区間は2030年に完成し、バーミンガムからマンチェスターとヨークシャーを結ぶV字型の路線になる見込み。

2014年6月、李克強(リー・カーチアン)首相の訪英時に、英中両国はHS2高速鉄道プロジェクトでの協力について議論し、キャメロン首相は、中国によるイギリスのインフラへの投資を歓迎するとコメントした。英中両国は鉄道交通分野での協力に関する覚書を交わし、関係部署や企業同士が協議を行っている。

HS2高速鉄道プロジェクトは、キャメロン政権が2012年に実施を発表したもので、イギリス初となる国際高速鉄道のHS1は2003年に開通、ロンドンとパリを結んでいる。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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