唐家セン中日友好協会会長、日本の戦後70年問題を語る(3/4)=「日本は軍国主義の土壌が完全に排除されていない」―香港メディア

Record China    2015年4月20日(月) 19時30分

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18日、香港・鳳凰衛視は中国の元国務委員で、現在、中日友好協会の会長を務める唐家セン氏へのインタビューを紹介した。戦後70年の節目の年に対する唐氏の見解を尋ねている。写真は中国人民抗日戦争記念館。

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2015年4月18日、香港・鳳凰衛視は中国の元国務委員で、現在、中日友好協会の会長を務める唐家セン(タン・ジアシュエン)氏へのインタビューを紹介した。戦後70年の節目の年に対する唐氏の見解を尋ねている。この内容を4回に分けて紹介する。

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▽中国が9月に開催する抗日戦争勝利70年を記念する軍事パレードについて、「中国は軍事力を誇示し、日本を威嚇する狙いがある」と指摘する声が出ている。

唐氏:中国が式典を行う目的は歴史を記憶に残し、諸外国と一緒に美しい未来を実現することにある。軍事パレードが日本に対してどうこう言うのは荒唐無稽な話だ。過去にも同様の式典は行われており、今回は「透明性の原則」に基づき諸外国への参加を呼びかけた。

▽1970年に当時のブラント独首相がポーランドを訪問し、ひざまずいてユダヤ人に対する残虐行為に謝罪の意を示したことは世界に衝撃を与えた。戦後、日独ともに経済大国となったが、世界の平和における立ち位置は異なっている。日本は中韓など戦争で被害を与えた国との関係が悪化している。どうして日本はドイツのように謝罪ができないのか?

唐氏:鍵を握っているのはやはり指導者だ。正しい歴史認識や価値観を持っているかどうかが重要だ。実際、日本には侵略の事実を認めない人もおり、「侵略の定義は何か」という指摘まで出ている。日本は戦後、軍国主義の土壌が完全に排除されなかった。ドイツはネオナチに対して徹底的な立場を取っており、指導者も明確な姿勢を見せているが、日本はまったく逆だ。(翻訳・編集/野谷

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