2015年4月18日、英BBC中国語サイトは、17日に国家機密漏えい罪で懲役7年の実刑判決を受けた中国の改革派女性ジャーナリスト、高瑜（ガオ・ユー）氏の即時釈放を、米国政府や欧州連合（EU）中国政府に求めていると伝えた。

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米国務省のハーフ報道官代行は17日、今年71歳の高氏に対する懲役7年という重い判決が下されたことについて、「米国は深く懸念している」と発言。中国政府に高氏の即時釈放と国際的人権を尊重するよう求めた。また「平和的方式で疑問を提起している弁護士やインターネット活動家、ジャーナリスト、宗教指導者らに対する中国政府の憂慮すべき行為の一部だ」とも批判した。

欧州連合のスポークスマンも、「高氏の案件は法律上の疑問点が数多く存在する。われわれは中国政府に対し、国際基準に合わせて裁判をやり直すよう求める」と発言。さらに「この判決は、言論の自由を行使するジャーナリストやブロガーなどを含む人権保護派の人びとが、中国で迫害を受けていることを如実に示すものだ」との声明を出した。

欧米諸国のこうした動きに対し、中国外交部の洪磊（ホン・レイ）副報道局長は17日、「中国のすべての公民は憲法に基づいた基本的権利を有している。高被告の裁判は法に従って処理しており、他国が干渉すべきものではない。中国の司法主権を他国は尊重してほしい」と不快感をあらわにしている。（翻訳・編集/本郷）