日本のリニアが時速590kmの有人走行新記録樹立、上海リニアがかつては世界最速―中国メディア

Record China    2015年4月17日(金) 21時40分

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16日、東海旅客鉄道株式会社は山梨リニア実験線で「L0系」リニアモーターカーを利用して高速域走行試験を行い、時速590kmの有人走行の世界最高速度を記録した。

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2015年4月17日、中国新聞社によると、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)は16日、同社が同日、山梨リニア実験線で「L0系」リニアモーターカーを利用して高速域走行試験を行い、時速590kmの有人走行の世界最高速度を記録したと発表した。

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これ以前のリニア有人走行の最高記録は時速581kmで、JR東海が2003年山梨リニア実験線で「MLX01」を利用して実現した。「L0系」はこの記録を塗り替え、また世界の鉄道史上における有人走行のスピードの新記録を樹立した。

JR東海によると、今回の試験の目的は時速550kmを超える高速域のデータを取得し、リニア営業線の設備の最適設計に役立てることにある。

長距離走行試験では、「L0系」リニアモーターカーは10日の走行距離が3904km、14日には4064kmに到達し、2003年に確立した1日あたり2876kmという記録を大きく上回っている。

山梨リニア実験線は今後、営業線に転用され、リニア中央新幹線として最高時速505kmで運用される予定で、まず東京・品川−名古屋間で2027年から運用開始される計画だ。

上海リニアがかつては世界最速

上海青年報の2003年12月3日報道によると、上海リニアは全長29.863kmで設計時速は505km、運行時速は430kmである。有名な日本の新幹線の実験速度は当時、時速400km余り、営業時速は350kmで、上海リニアよりやや遅かった。フランスの高速鉄道の実験速度は1995年に時速515kmを突破し、実際の営業速度も時速360kmを上回っている。上海リニアは当時、商業運営鉄道として最速の列車であった。

西南交通大学牽引動力国家重点実験室課題グループによると、同グループは現在、真空高速列車の研究中で、理論上の時速は2万kmに達する。同グループメンバーの張耀平氏によると、現在は時速600-1000kmの真空高速列車の開発と試験を進めており、10年後には運用される見通しだ。(提供/人民網日本語版・翻訳/YH・編集/武藤)

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