韓国・朴槿恵大統領はどうしてロシアの戦勝式典に出席しないのか?―香港紙

Record China    2015年4月15日(水) 22時45分

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15日、香港・大公報は、韓国の朴槿恵大統領が来月モスクワで開かれるロシアの戦勝70周年記念式典に参加しない理由を分析した。写真は韓国大統領府。

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2015年4月15日、香港・大公報は、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が来月モスクワで開かれるロシアの戦勝70周年記念式典に参加しない理由を分析した。中国新聞社が伝えた。

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韓国外交部は同式典に大統領特別補佐官を特使として派遣すると発表しており、これは朴大統領が出席を見送ることを意味するとみられている。韓国とロシアは1990年に国交を樹立し、13年の朴大統領就任後は関係をさらに強めてきた。朴大統領が式典に参加すれば両国関係の発展を強く後押しすることになったと推測されるが、韓国側は参加の是非について慎重な姿勢を取ってきた。

尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官はこれについて「重要な問題であり、総合的な状況を見て判断を下す必要がある」と述べており、この背景にはウクライナ問題でロシアと対立する米国への配慮があるとみられる。韓国が対ロ制裁に加わっていないことで米国とすでに一定の距離ができ、両国はさらに在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)導入という微妙な問題も抱えている。朴大統領の式典出席は米韓関係に不利益をもたらすことが懸念されるため、韓国は慎重に考えざるを得なかった。

さらに、北朝鮮との関係もある。ロシアは北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記も式典に招待しており、南北首脳会談の実現に期待がかかったが、現在の情勢から今はその時期ではないと判断されたもようだ。また、過去の南北首脳会談はいずれも朝鮮半島で行われており、場所の問題も懸念材料になったと考えられる。(翻訳・編集/野谷

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