毛沢東を批判した国営テレビ司会者、当局の処分に注目集まる=共産党機関紙は「党の規律によって処分されるべき」―英メディア

Record China    2015年4月11日(土) 22時3分

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10日、中国共産党紀律検査員会の機関紙・中国紀検監察報は、私的な席で毛沢東を批判した中央テレビの人気司会者の処分について「党の規律に従うべき」との見解を示した。写真は毛沢東像。

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2015年4月10日、中国共産党紀律検査員会の機関紙・中国紀検監察報は、私的な席で毛沢東を批判した中国中央テレビ(CCTV)の人気男性司会者・畢福剣(ビー・フージエン)の処分について「党の規律に従うべき」との見解を示した。英BBC中国語サイトが伝えた。

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6日、インターネット上に流出した動画には、畢氏が文化大革命時代によく歌われた革命歌の歌詞を変え、「毛沢東がわれわれを苦しめた」と歌う姿が映っていた。中国中央テレビは7日、局のイメージを著しく傷つけたとして、畢氏が出演する番組を8〜12日の4日間にわたって放送中止にすると発表。中国共産党機関紙・中国青年報や環球時報は、畢氏に対する批判記事をただちに掲載したが、今回の中国紀検監察報はさらに厳しい論調で畢氏を非難している。

同紙は「共産党に入党すれば党の人間になる。いかなる場合でも、自身の言動が党の規律規則から離れることは許されず、これを順守しなければならない。党の規律を破壊した畢福剣の行為を中国中央テレビがどのように処分するか、国民は期待を込めて見守っている」と主張。だが、中国のネット上では畢氏の問題動画について、言論の自由やプライバシーの保護、文化大革命の影響といった観点から激しい論争が繰り広げられており、当局はこうした事態に終止符を打とうと躍起になっているようだ。(翻訳・編集/本郷)

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