2015年4月9日、参考消息網は記事「本物よりも早い！偽シャオミがドイツに出現＝模倣者が模倣されたとドイツメディア」を掲載した。

【その他の写真】

中国大手スマートフォンメーカー「シャオミ」、コストパフォーマンスの高さとオシャレなデザインで急成長を遂げ、創業5年で世界4位のスマートフォンメーカーに躍進した。そのシャオミのスマートフォンにマルウェア（悪意あるプログラム）がプリインストールされていると米セキュリティー企業Blueboxが指摘し話題となった。

しかしシャオミ側が調査したところBluebox社が入手した製品は「高度なコピー製品」だったという。セキュリティー企業ですら見抜けないほどの精巧さには脱帽するしかない。偽シャオミ製品はすでに世界各国で販売され、本物が販売されていないドイツでも確認されている。

シャオミ人気の高さを示す模倣品の横行だが、ドイツの中国研究者Jost Wubbeke氏は「中国では偽のスマートフォンは横行している。模倣者も模倣されるということだ」とばっさり。今をときめくシャオミも当初はアップルの模倣企業と見られていたことを引き合いにコメントしている。（翻訳・編集/増田聡太郎）