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2007年8月13日午後、湖南省西部で建設中の橋が崩落した事故で、17日未明、がれきの爆破除去作業が行われた。現場からは新たに6人の遺体が見つかり、死者は合計で47人となった。
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2007年8月13日午後、湖南省西部の湘西トゥチャ族ミャオ族自治州で、建設中の「堤渓沱江大橋」が突然崩落する事故が発生。4日が経過した17日未明、がれきの爆破除去作業が行われた。現場からは新たに6人の遺体が見つかり、死者は合計で47人となった。なお12人が行方不明。
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事故発生以降、現地では行方不明者の捜索が続けられていたが、崩落した橋梁の下敷きになっている遺体も多いことが予想され、一刻も早く収容するため爆破除去が決定された。
この橋は、鳳凰県から貴州省大興空港へと続く道路整備の一環として建設中で、今月末にも全面開通の予定だった。事故現場の写真を見た専門家からは「粉々になっているのはおかしい」「鉄骨の量が少なすぎる」など手抜き工事の可能性も指摘されている。一方で現地の景観に合わせた伝統的な橋造りだったとの反論もあり、事故原因の追及は今後の調査に委ねられる。(翻訳・編集/KT)