ヘルシーなイノシシ肉を食卓に！年内に150トンを放出―重慶市

2007年8月17日付の報道によると、重慶市万州区畜牧局では年内に養殖イノシシ肉150トンを重慶市場に出す計画があるという。

【その他の写真】

万州区にある養殖場では、現在300頭のイノシシが飼育されているが、イノシシの子供が次々と生まれることから、この年末には2500頭の出荷が見込まれている。イノシシ1頭から約60〜75kgの肉が採れるため、少なくとも150トンのイノシシ肉が市場に出回る計算になる。

畜肉専門家は、イノシシ肉について、低カロリー・低コレステロール・高たんぱくの理想的な肉であり、各種ビタミンやアミノ酸、不飽和脂肪酸などを多量に含んでいると説明。

万州区では8ヘクタールを超える規模のイノシシ養殖場があり、これ以外に2か所の養殖場も建設。将来的には同区の農家100戸がイノシシ養殖を請け負うことになる。すでに重慶市内の大手スーパーも商談に乗り出しており、近い将来スーパーで地元産のイノシシ肉を手に入れることが可能になる。ただし、価格は豚肉の3倍という高値だ。（翻訳・編集/本郷智子）