2015年4月3日、台湾・中央通訊社によると、中国ではさまざまなネットビジネスが生み出されているが、運勢などを占う業者が人気となっているだけでなく、恋人の忠誠心を暴くようなサービスまである。5日付で環球時報（電子版）が伝えた。

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中国のネットショッピングサイト・淘宝（タオバオ）には、配達や代理購入といったごく普通のサービスから、名づけや風水、紫微斗数、1年先までの運勢や前世診断など、多岐にわたる業者が存在している。台湾からもこうした業者を利用する人が少なくなく、台湾最大の掲示板サイト・PTTにはその利用方法を紹介するスレッドもある。

そうした中、ごく一般的なサービスだけでなく、業者が「親友」や「恋人」を貸し出すサービスもある。「親友」が朝起こしてくれたり、就寝前のおやすみコールをしてくれたり、悩みやグチを聞いてくれたり、勇気づけてくれたりするほか、「恋人」が一緒に帰省してくれるサービスも存在している。

さらに、「親友」が彼氏から本音を聞き出したり、時には彼氏の忠誠心を試したりすることまでもが商売として成立している。しかし、こうした「親友」サービスは必ずしも良い結果につながるわけではない。「忠誠心を試された」ことが発覚し、激怒した彼氏から別れを告げられることも少なくない。

中国のネット上でも、こうした他人の気持ちを試すようなサービスに否定的な見方が多く、あるネットユーザーは「ただちょっと彼氏の考えが聞きたかっただけなのに、お金を使って彼氏を失うはめになった」と漏らしている。（翻訳・編集/岡田）