北朝鮮がレアアースで存在感示す、日中の間で外交の綱渡り―韓国紙

Record China    2015年4月2日(木) 20時5分

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3月31日、韓国紙・中央日報は、北朝鮮の地下資源が日本から熱い視線を注がれていると報じた。

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2015年3月31日、韓国紙・中央日報によると、北朝鮮の地下資源が日本から熱い視線を注がれている。4月1日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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10年に領土問題で日中関係が悪化したことが契機となり、日本は北朝鮮のレアアースに関心の目を向けるようになった。日本産業は中国のレアアースに大きく依存しているが、領土問題により日中関係が政治的に行き詰まれば、レアアースの輸入にも支障をきたし、ひいては日本経済にとっても大打撃となることがわかったからだ。

そこで、レアアース輸入の多角化を図る日本が目を付けたのが北朝鮮だ。北朝鮮は今まで国内に多量のレアアースが埋蔵されていることを知ってはいたが、大規模な装置が必要なこともあり、関心はさほど高くなかった。ところが日中関係の悪化を契機に、レアアースに注目するようになった。調査の結果、北朝鮮には推定4800万トンと、中国(8900万トン)に次ぐ世界2位の埋蔵量があることがわかっている。

中国がレアアースの生産統制を行う現在、日本は1日も早い北朝鮮との関係改善を望んでいる。北朝鮮はレアアースを武器に、中国、日本、韓国の間を注意深く綱渡りしている状況だ。 (翻訳・編集/谷)

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