2015年3月30日、16年ぶりに自伝本を出版するジャッキー・チェン（成龍）が、発表するに至ったいきさつや内容について中国メディアに語った。新浪が伝えた。

【その他の写真】

99年には、映画「WHO AM I？/フー・アム・アイ？」（中国語タイトル：我是誰？）と同タイトルの自伝本を出版しているジャッキー。最新の自伝本「成龍：還沒長大就老了」が、61歳の誕生日を迎える来月7日に発売される。

準備に3年間を費やし、ジャッキーが口述した内容をまとめたもの。著者の朱墨（チュウ・モー）はかつて中国最大の民営映画会社・華誼兄弟伝媒集団の宣伝部に所属し、仕事を通じてジャッキーと親しくなった。30日、インタビューでジャッキーが語ったところでは、ジャッキーの中国版ツイッターの文章は彼女に一任しており、その文章力を高く評価しているとのこと。ジャッキーとの会話で拾った話を「本にしたいので全て任せてほしい」と頼まれ、彼女への信頼感から出版に至ったという。

99年の自伝とは違い、元恋人テレサ・テンや、娘をもうけた香港の女優エレイン・ン（呉綺莉）など、過去の女性についても触れている。すでに他界した俳優レスリー・チャン（張国栄）や女性歌手のアニタ・ムイ（梅艶芳）をはじめ、女優マギー・チャン（張曼玉）ら現在も活躍する人気スターとの秘話も収められているが、ジャッキーによると「人や家族を傷つける話は語っていない」とのことだ。（翻訳・編集/Mathilda）