陸上男子100m、日本の19歳桐生がアジア人初の9秒台、日中競争激化―中国紙

Record China    2015年3月30日(月) 17時29分

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30日、米テキサス州で今月28日に行われたテキサス・リレー、男子陸上100mで日本の桐生祥秀(19)が追い風参考記録ながら9秒87をマークして優勝。アジア人として初めて100m9秒台に突入した。

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2015年3月30日、新聞晨報によると、米テキサス州で28日に行われたテキサス・リレー、男子陸上100mで日本の桐生祥秀(19)が追い風参考記録ながら9秒87をマークして優勝。アジア人として初めて100m9秒台に突入した。

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テキサス州オースティンで行われた男子陸上100mで、米国のライアン・ベリーが高校生の部で9秒90で優勝し、会場にいる人々を驚かせた。その後に行われた国際の部では、桐生祥秀がライアン・ベリーよりも0.03秒速い、9秒87でゴールし、さらに会場を驚愕させた。ただし、当日は追い風3.3mと、国際陸上競技連盟が規定している追い風2.0メートルを超えていたため、ライアン・ベリーと桐生祥秀の記録は公認されず、参考記録となった。

それでも、桐生祥秀がマークした9秒87の驚異的な記録は陸上界に大きな衝撃を与えた。このような驚くべき記録をマークした桐生祥秀は、今年8月に北京で開催される世界陸上競技選手権北京大会でも記録の更新が期待され、中国の記録保持者である張培萌(ジャン・ペイモン)の最大の脅威となるだろう。

■桐生祥秀が張培萌に警鐘を鳴らす

アジアのもっとも優れた黄色人種の100m走選手の中で、これまで最速記録を保持していたのは、世界陸上モスクワ大会で10秒00をマークした中国の張培萌で、次いで、日本国内大会で10秒01をマークした桐生祥秀、その後に10秒06の中国の蘇炳添、10秒07の山県良太が続いていた。

このように、アジア陸上男子100mにおいて、日中両国の実力は拮抗している。さらに、桐生祥秀の台頭により、張培萌との戦いが日増しに激化している。昨年、桐生祥秀は怪我のためアジア競技大会には参加できず、実力を発揮できなかった。しかし、桐生祥秀は若さの点で張培萌よりも優勢を誇っている。

張培萌は以前インタビューに応え、「2015年の世界陸上北京大会で10秒の大台を切るつもりだ。少なくとも日本人よりも早く突破したい」と語っていた。だが、桐生祥秀は今回驚異的な記録を打ち出し、張培萌に警鐘を鳴らした。今年8月、北京国家体育場でアジア2大記録保持者が夢の9秒台を目指して、手に汗握る戦いを繰り広げることになるだろう。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)

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