中国人、日本は嫌いでも「メード・イン・ジャパン」は大好き

Record China    2015年3月28日(土) 13時41分

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米中メディアが「中国人は日本が嫌いだが、日本製品は高く評価し、『メード・イン・ジャパン』は大好き」などと相次いで報じた。中国メディアは日本製部品を「世界の製造業にとって必要不可欠な存在」とも絶賛している。資料写真。

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2015年3月28日、米国や中国のメディアが「中国人は日本が嫌いだが、日本製品は高く評価し『メード・イン・ジャパン』は大好き」などと相次いで伝えた。中国メディアは「日本製の部品は世界の製造業にとってもはや必要不可欠な存在」とも絶賛している。

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中国・環球網によると、米通信社ブルームバーグは25日、「なぜ中国人観光客は日本を溺愛しているのか?」との記事を配信した。

記事は「昨年9月の日中民意調査によると、日本を積極的に評価している中国人はわずか11%。57%が日本のイメージは悪化したと回答している。日中関係の悪化に伴い、中国人の日本嫌いはますます鮮明なものとなっているが、この感情は日本旅行ブームを邪魔するものとはならないようだ」と指摘。

「14年には前年比83%増となる240万人もの中国人観光客が日本を訪問した。今年はさらにハイペースでの増加が続いている」と述べた上で、「日本旅行の最大の目的はショッピングだ。ニセモノがはびこる中国とは異なり、日本ならば安心して本物を買うことができる。また、『メード・イン・ジャパン』に対しても驚くべきほどの高評価がある」と報じた。

さらに「『日本米はよい種子だけを選別して作っているので中国米よりもおいしい』といった間違った情報まで中国メディアが伝えていることも多く、日本製品の神話化を手助けしている」とも分析している。

中国メディア・網易もこのほど、「メード・イン・ジャパン、常に世界をリード、これに取って代わるものなし」との記事を掲載した。

網易は「国連工業開発機関(UNIDO)の報告によると、日本の工業競争力は21世紀以降、常に世界トップの地位を維持している。世界135の国と地域の工業競争力を比較したこの報告書では、2位がドイツ、3位が米国、次いで韓国、台湾の順。中国は7位だ」と強調。

「日本製の部品は世界の製造業にとってもはや必要不可欠な存在であり、これに取って代わるものはない。東日本大震災が発生した際には、世界中の通信機器メーカーやハイテク家電メーカー、半導体メーカーが部品不足に陥り、大打撃を被った」と言及した。

中国メディアは、旧正月の連休に訪日した中国人観光客が電化製品などを“爆買い”した様子も報道。中国のネットユーザーからは

「私は日本のセラミック包丁が欲しい。よく切れると聞いた」

「買い物をする際、極力日本製を優先的に買うようにしている」

「『日本製品ボイコット』は口先だけ。中国人の生活で日本製品は至る所に存在している」

といったコメントが多く寄せられている。(編集/KU)

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