ミイラ入りの仏像「肉身菩薩」に盗品の疑い=オランダ人所蔵、中国は返還求める姿勢―香港紙

Record China    2015年3月23日(月) 17時15分

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21日、香港紙・東方日報は、オランダ人コレクターが所蔵している「肉身菩薩」が20年前に福建省から盗まれたものである可能性が高いと報じた。中国側が返還を求める動きを見せるなか、仏像の展示は中止された。

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2015年3月21日、香港紙・東方日報は、オランダ人コレクターが所蔵している「肉身菩薩」が20年前に福建省から盗まれたものである可能性が高いと報じた。

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ハンガリーの自然科学博物館に「肉身菩薩」が展示された。仏像の中に高僧のミイラが収められているもので、CTスキャンを行った結果、中にミイラが入っていることが確認されている。この貴重な仏像の存在は世界的に報じられた。

報道に驚いたのが福建省政府。展示されている肉身菩薩は1995年に盗まれた章公祖師像の可能性が高いという。もともと像が安置されていた陽春村の村民に聞き取り調査をした結果、展示された仏像と盗まれた仏像の特徴が一致していることが判明した。

仏像は匿名のオランダ人コレクターが所有しているが、1996年に“合法的なルート”から入手したものと主張している。中国側は証拠がそろえば返還を求める姿勢だ。中国側が調査を進めるなか、肉身菩薩の展示は突如中止、オランダに引き戻されたという。ハンガリー自然博物館の職員は「理由については聞いていない」と話しつつも、仏像が故郷に戻ることを祈っているとコメントした。(翻訳・編集/増田聡太郎

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