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2007年8月10日、広東省は省内の干ばつ被害状況を明らかにした。干害の影響で夏まき農作物は予定面積の64%にとどまるなど、農業生産に深刻な遅れが出ている。同省は事態の打開のため、国に財政支援を求めている。写真は2004年の干ばつ時の様子。
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2007年8月10日、広東省農業庁は省内の干ばつ被害状況を発表した。
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それによると同省では7月以来、各地で深刻な干ばつが続き、農業生産と農民の生活に深刻な影響をもたらしている。8月9日現在、夏まき農作物の面積は全省で約136万3400ヘクタール足らずで、達成率は64%にとどまっている。晩稲も予定面積の67%しか完成していない。また、水が不足している畑の面積は10万2671ヘクタールにも及ぶ。
同庁によると、これまでにすでに50万元(約800万円)を緊急調達し、被害が深刻な省内9市の対策資金に充てている。それに加え現在、国の財政部や農業部に状況を報告し、財政支援を求めているという。(翻訳・編集/藤野)