何をするにも手間が掛かる申請、役所を何往復もさせられる=中国のお役所仕事に中間層が強い不満―米紙

Record China    2015年3月18日(水) 14時44分

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16日、中国で政府機関の官僚体質に中間層が強い不満を抱いている。日常のそこかしこで遭遇するお役所仕事が人々の不満を助長させている。資料写真。

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2015年3月16日、環球時報によると、ニューヨーク・タイムズは13日、中国で中間層が政府機関の官僚体質に強い不満を抱いていると伝えた。政府機関の許認可を得るため、時間も労力も使い、あちこちを何度も往復せねばならず、時には全国的に移動しなければならない場合さえあるという。

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北京では住民が新たに自動車ナンバーを取得できる確率は1%以下。子どもを産むには「準生証」を取得しなければならず、有効期限はわずか2年。学生がローンを組むには10種類以上もの書類に26回も公印を押してもらわなければならない。新たな職業に就くにも社会保障を申請するにも大量の書類を要するなど、お役所仕事は枚挙にいとまがない。

経済成長に伴い、社会的立場が向上したことで、中間層の多くがこうした不便に強い不満を持つようになっている。中国政府は汚職撲滅や法治システムの改善を約束し、中小企業の負担を軽減しようとしているが、日常のそこかしこで遭遇する官僚体質が人々の不満を助長させている。

長年続いた計画出産政策「一人っ子政策」も緩和はされたが多くの手続きを行う必要があり、申請にも時間がかかることから、「2人目を妊娠する前から申請しておかないと、子どもが先に生まれてしまう」という笑い話すらある。(翻訳・編集/岡田)

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