「村山談話の会」が南京訪問=「衝撃を受けた。南京大虐殺の否定者は見学すべき」―中国メディア

Record China    2015年3月12日(木) 21時15分

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11日、日本の民間団体「村山談話を継承し発展させる会」訪中団が南京に到着し、南京大虐殺記念館を見学した。

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2015年3月12日、中国新聞社によると、日本の民間団体「村山談話を継承し発展させる会」(「村山談話の会」)訪中団が11日に南京に到着し、南京大虐殺記念館を見学した。代表複数は見学後「衝撃を受けた」として、南京大虐殺を否定する人は記念館を見学すべきだと述べた。

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南京大虐殺記念館は開館から30年間で日本の首相経験者3人が見学している。村山富市氏、海部俊樹氏、鳩山由紀夫氏だ。同日訪れた「村山談話の会」は、まさに村山富市氏が1995年8月15日に発表した「村山談話」から名前を取っている。

「われわれの訪問は、歴史の正義が続いていることを示すとともに、村山談話の精神を守るためでもある」と鎌倉孝夫団長は語った。

第2次大戦終結50年の際に発表された村山談話は「日本の植民地支配と侵略によって多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」と指摘した。だが第2次大戦終結70年の今年、安倍晋三首相は年初に「安倍談話」では「植民地支配」「侵略」といった村山談話のキーワードをそのまま用いることはないと表明した。

これは日中友好関係者に懸念を引き起こし、今回の「村山談話の会」訪中にもつながった。「われわれは深く憂慮し、心配してもいる。近く発表される安倍談話の内容は、日本と周辺国にマイナスの影響を生む」と鎌倉氏は語った。

南京大虐殺記念館の石碑前で団員らは献花、黙祷、読経した。記念館内では虐殺、百人斬り、強姦など日本軍の犯罪行為の多くの写真、実物、発掘された遺骨などを見た。少なからぬ史料は日本の従軍記者や元中国侵略兵によるものだ。

団員の浪寿見子氏は見学時涙を流し「子どもや女性の遺体(の写真)を見て、涙をこらえきれなかった。帰国後は学習会を催し、ここで見聞きしたことを伝える」と語った。

鎌倉氏は「戦争はなんと愚かで恐ろしいことか。こうした日本兵は元は善良な人だったのだろうが、戦場の『檻』に入るや悪魔、野獣、殺人狂に変わった。再び戦争を起こしては絶対にならない」と述べた。

鎌倉氏はドイツのメルケル首相が訪問先の日本で「歴史を直視する必要性」に繰り返し言及したことに注目。日本も同様の姿勢を取り、隣国と良好な関係を再構築し、和解を実現することへの希望を表明した。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)

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