2015年3月9日、韓国・聯合ニュースによると、韓国国家報勲処は9日、米国のリッパート駐韓大使を襲撃したキム・ギジョン容疑者を、伊藤博文を暗殺した安重根に例えた北朝鮮当局を非難し謝罪を求める声明を発表した。10日付で中国・環球時報が伝えた。

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声明では、「韓国国内の親北朝鮮勢力を支援する目的で、安重根の名誉を傷つけた」と北朝鮮を非難。「リッパート大使に対する襲撃は疑いもなく米国と朝鮮半島の平和に対する襲撃だ。60年にわたり保たれてきた平和維持を否定するものであり、戦争を扇動する反民族的行為でもある」とした。

北朝鮮の対韓国宣伝機関、祖国平和統一委員会は8日、リッパート大使への襲撃事件について、「韓国政府は意図的にキム・ギジョンを北朝鮮と結び付けようとしている。戦争策動に反対する義による行動をテロとするなら、反日愛国志士の安重根による義挙もテロと呼ばなくてはならないのではないか」と指摘していた。（翻訳・編集/柳川）