「ざんげ番組」の絶大な威力!殺人犯がテレビ局に“自首”―中国

Record China    2007年8月10日(金) 12時16分

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8日、中国国営テレビCCTVは指名手配中の殺人犯から、同局の犯罪告白番組「懺悔録」で罪を告白したいとの電話を受けた。同局では直ちに番組を制作し、その後、男たちは警察に自首した。

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2007年8月8日、中国国営テレビ・中央電視台(CCTV)は指名手配中の殺人犯の男2人からの電話を受けた。同局で放送中の犯罪告白番組「懺悔録」を見て、自分たちも番組で罪を告白したいと申し出たのだ。スタッフは直ちに犯人のもとへ駆けつけ、テレビ局で番組を収録した。男らはその夜、スタッフとともに警察へ出頭した。

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2人は湖南省に住む陳と楊。6月30日夜、遊び仲間の2人は大金を握り締めて夜の街へ遊びに出かけた。そこでかねてから対立関係にあった男らと遭遇、殴り合いが発展し、結局ナイフで切りつけてしまう。

報復を恐れた2人は山道を逃げ惑い、湖北省を抜け、重慶から広州までやってきた。バスターミナルで懐かしい故郷の言葉を耳にした。なんと、自分たちが切りつけた男が死んだという噂話をしていたのだ。とうとう殺人犯になった2人、夜も寝られない日々が始まった。報復も怖いし、警察に捕まるのもいやだ。さりとてこのまま逃亡し続けるのも無理。そんな時、テレビで「懺悔録」を見る。

「来年は家族でオリンピックを見に行くはずだった。それもかなわぬ今、せめてもの思い出に北京へ行こう」こうして男たちは北京のCCTVへと向かったのだった。(翻訳・編集/WF)

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