海賊版ソフトの販売が減少、ネットを利用した不正コピーなどが新たな問題に

Record China    2007年8月10日(金) 8時51分

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2007年8月9日、北京市で、国家版権局版権課の許超課長が講演し、近年、中国でのパソコンソフトの不正使用率が低下していることを明らかにした。写真は廃棄処分される海賊版DVD。

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2007年8月9日、北京市で、「中国ソフトウェア産業発展環境調査報告」発表会が開催された。席上、国家版権局版権課の許超(シュー・チャオ)課長はここ数年パソコンソフトの不正使用率が低下傾向を見せており、それに応じてソフトウェア販売額も増加していると発表した。

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許課長によれば、ここ数年政府はソフトの不正使用対策に尽力し、また同時に各地方自治体が率先して正規版ソフトを購入するなどの正規版使用拡大策を推進してきた。これらの努力が実り、ソフト不正使用率は年率2%の速度で低下しているという。

対策が進むなか、ソフトの不正使用の状況にも変化が見られる。以前は海賊版ソフトの販売が主な不正使用問題だったが、現在ではユーザー間の不正コピー、許可範囲を超えての大規模使用、インターネットを利用しての不正コピーが新たな問題となっている。

許部長はソフトの不正使用は公正な市場競争を阻害するものだとして、今後中国のソフトウェア産業の健全な発展を目指すためにも、より一層対策を強化すると言明した。(翻訳・編集/KT)

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