<台湾地下鉄通り魔事件>26人殺傷の被告に死刑判決=被告は「まだ二審がある」と余裕見せ、反省の言葉は一切なし―台湾紙

Record China    2015年3月7日(土) 9時34分

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6日、台湾紙・蘋果日報によると、昨年5月に台湾・台北市内の地下鉄で26人を殺傷した鄭捷被告に対し、一審の新北地方裁判所は4回分の死刑判決を言い渡した。写真は台湾地下鉄。

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2015年3月6日、台湾紙・蘋果日報によると、昨年5月に台北市内の地下鉄で26人を殺傷した鄭捷(ジョン・ジエ)被告に対し、一審の新北地方裁判所は4回分の死刑判決を言い渡した。

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台湾メディアが「殺人鬼」と呼ぶ鄭捷被告は、昨年5月21日午後4時半ごろ(現地時間)、台北MRT板南線江子翠駅の車内で、周囲の乗客を次々と刃物で切りつける無差別殺傷事件を起こし、現行犯逮捕された。同事件は4人が死亡、22人が負傷する台湾で前例のない凄惨な事件であり、その裁判の行方を台湾社会全体が注目していた。

4人殺害の罪で4回分の死刑と公民権の終身剥奪を言い渡された鄭被告は5日、メディアの取材に「何も後悔していない」「死刑判決が出ても気にしない。一審が死刑判決なら、すぐに控訴すればいい」と言い放っている。さらに公判で被害者の遺族から激しく罵倒されることについても「全然気にならない。罵られてもおれはちっとも痛くない!」と冷たく返した。

この鄭被告の言葉に台湾ネットユーザーは憤慨。記事のコメント欄には、「さっさと死刑執行しろ!」という書き込みが殺到している。一方で「これから二審、最高裁と続いたあげく、死刑執行までさらに長い時間がかかるなら、死刑制度そのものが無意味だ」といった現行の法制度に対する批判の声も噴出している。(翻訳・編集/本郷)

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