波紋広がる駐韓米大使襲撃事件、韓国は対米関係への影響懸念、中国ネットは「米国は自業自得」と冷ややか

Record China    2015年3月7日(土) 21時26分

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駐韓米大使がソウルで男に刃物で襲撃されて負傷した事件が波紋を広げている。韓国は事件が米韓関係に与える影響を懸念し、中国国営・新華社は北朝鮮の反応を報道。米国や中国のネットユーザーも、さまざまなコメントを寄せている。資料写真。

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2015年3月7日、マーク・リッパート駐韓米大使が5日朝、ソウルで男に刃物で襲撃されて負傷した事件が波紋を広げている。韓国は事件が米韓関係に与える影響を懸念し、中国国営・新華社は「北朝鮮が手をたたいて喜んでいる」と伝えた。米国や中国のネットユーザーの関心も強く、「北朝鮮による米国への攻撃」「米国は自業自得」などのコメントを寄せている。

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韓国・聯合ニュースによると、中東を訪問中の朴槿恵(パク・クネ)大統領は5日午後、リッパート大使に見舞いの電話をかけた。5分間の電話の中で朴大統領は、「米韓政府が緊密に協力し、この事件が米韓同盟にマイナスの影響を与えないようにすべきだ」との考えを示した、という。聯合ニュースは「襲撃事件によって米国人の韓国に対する印象が悪化し、反韓感情が生まれる可能性もある」とも報じた。

一方、新華社によると、5日午後、北朝鮮の国営メディア・朝鮮中央通信は事件を「好戦狂の米国に対するふさわしい懲罰」との見出しで報道。朝鮮中央通信は「反米感情が高まり続ける中で起きたこの事件は、朝鮮半島の南部の人民の、危険を引き起こす合同軍事演習および朝鮮半島の緊張を高める米国に対する非難の声を反映している」としている。

事件について、米国のネットユーザーは

「逮捕された男は、なぜ大使に近づくことができたんだ?警備はどうなっていたんだ?」

「この襲撃事件は北朝鮮による米国に対する攻撃だな」

「ソウルに住んでいたことがあるから、こういう事件が起こっても驚かない」

などと反応。

中には

「強い大統領が在任していた時代には、こんなことは起こらなかった」

との声もあった。

中国のネットユーザーは

「大丈夫。韓国の整形手術の技術はすごいから」

「飼い犬に手をかまれたってとこか」

「米国は自業自得」

「あちこちで戦争をあおっているのは米国人と米国政府。その代価を払うのも早晩のこと」

などと冷ややかに見る一方で、今後の米韓関係については

「突発的な事件は不可避。米韓関係に影響はないだろう。韓国と米国は互いに離れられない」

「この事件は、米韓同盟にマイナスの影響をもたらさないどころか、逆に関係が強固になるかもしれない。韓国は凶悪な北朝鮮を前にして米国の保護から離れられるわけはないし、米国も戦略的に重要な駒を簡単には手放さない」

などと分析している。(編集/KU)

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