皇太子殿下「歴史が正しく伝えられていくことが大切」=「安倍政権への批判か」と分析―香港メディア

Record China    2015年2月25日(水) 12時6分

拡大

23日、香港メディア・大公網は、「日本の皇太子が第2次世界大戦の歴史を直視するよう呼び掛け―安倍首相への“ビンタ”との分析」と題した記事を掲載、皇太子殿下のご発言は「安倍政権を批判したものだとの分析がある」と伝えた。写真は皇居。

(1 / 2 枚)

2015年2月23日、香港メディア・大公網は、「日本の皇太子が第2次世界大戦の歴史を直視するよう呼び掛け―安倍首相への“ビンタ”との分析」と題した記事を掲載、皇太子殿下のご発言は「安倍政権を批判したものだとの分析がある」と伝えた。

その他の写真

AFP通信は、55歳の誕生日を迎えられた皇太子殿下が、日本が正しく第2次世界大戦の歴史を記憶することが重要だと発言されたことを伝えた。

皇太子殿下は「私自身、戦後生まれであり、戦争を体験しておりませんが、戦争の記憶が薄れようとしている今日、謙虚に過去を振り返るとともに、戦争を体験した世代から戦争を知らない世代に、悲惨な体験や日本がたどった歴史が正しく伝えられていくことが大切であると考えています」、「本年が、平和の尊さを心に刻み、平和への思いを新たにする機会になればと思っています」と発言されている。

これについて、香港メディアの大公網は、「安倍首相を意図的に批判するものだとの分析がある」と伝えている。また、同紙は同じ記事で、安倍首相が有識者16人を集め、戦後70年にあたって発表する談話について検討していること、「日本の右翼は慰安婦の存在を決して認めず、日本軍が朝鮮半島を侵略したという証拠文書は存在しないと妄言を吐いている」、「釣魚島尖閣諸島)近くの与那国島で、大多数の住民が自衛隊の配備に賛成したことについて、中谷防衛大臣が『心強く思う』と発言した」とも報じている。

大公網は、日本政府が22日の「竹島の日」に内閣府政務官を派遣したこと対し、韓国政府が強く抗議したことについても触れている。韓国外務省は報道官名義で「竹島の日」記念式典の実施について、歴史の流れに逆行する行為であると強く非難した。声明では「日本政府は3年連続でこのような行動を取っており、これは日本帝国主義による朝鮮半島侵略の歴史を否定しているだけでなく、日韓国交正常化50周年にあたって、本心から新しい韓日関係を切り開いていこうという気があるのか疑わざるを得ない」と述べている。

大公網は皇太子殿下のご発言と、安倍首相による戦後70周年談話や安全保障政策、竹島の日に関する韓国政府の抗議といった最近の出来事を同じ記事で報じており、皇太子殿下が上記の出来事について政治的見解を述べているともとれる報道をしている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携