転売目的の中国人観光客、香港殺到で対立激化=「大陸へ帰れ」のシュプレヒコールも―米メディア

Record China    2015年2月22日(日) 0時53分

拡大

20日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(中国語電子版)は、香港で中国本土からの観客に対する反発が強まっている背景を伝えた。写真は14年に香港であった大規模デモ。

(1 / 2 枚)

2015年2月20日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(中国語電子版)は、香港で中国本土からの観客に対する反発が強まっている背景を伝えた。

その他の写真

香港では先週、本土での転売を目的に香港で商品を買いあさる中国人観光客に抗議するデモが九龍半島・沙田であった。デモ参加者はショッピングセンターに集結。本土からの観光客に対し、大挙押し寄せる姿を「イナゴのようだ」と批判。「大陸へ帰れ」とシュプレヒコールを上げた。

香港の自治団体関係者は「香港人は伝統的な抗議手段を取りながら、新しい態度を見せ始めた。彼らは勇気があり、身を挺することもいとわない。過去20、30年、政府が市民の意見を聞かなかったことが原因だ」と話す。

また、香港大学の国際関係専門教授は「抗議活動は政府の無策ぶりに対する人々の怒りの表れだ」と分析。「香港の中国に近い地域では、本土からの観光客が日増しに増え、対立を引き起こしている。中国側、香港側双方の不満は増すばかりだ。香港人の不満は北京へ伝わっておらず、香港への入境規制もない。香港の一般市民は北京からの圧力が高まっていると感じている」と述べた。(翻訳・編集/大宮)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携