香港で、転売狙いで買いあさる中国人への抗議行動拡大=本土からは「香港人は中国人ではないのか」と怒りの声

Record China    2015年2月19日(木) 9時56分

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18日、転売目的で商品を大量に買いあさる中国人旅行者への反発が香港で高まっている。デモ参加者と中国人客とのトラブルも発生、逮捕者も出るなど混乱。写真は香港のデモ現場、閉店する店が続出。写真提供:Hong Kong In-media。

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2015年2月18日、転売目的で商品を大量に買いあさる中国人旅行者への反発が香港で高まっている。デモ参加者と中国人客とのトラブルも発生、逮捕者も出るなど混乱。中国本土と香港の対立の根深さを見せつけた。

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香港紙・文匯報によると、香港の商業エリア・沙田区にある大型商業施設で15日、香港の独立を求める団体と市民100人近くが集まり、買い物中の中国本土客に対し、「イナゴ(何でも食い尽くすことから、商品を買いあさる中国本土人を指す)は帰れ!」と罵声を浴びせた。現場は混乱し、警察隊が出動し、逮捕者も出る騒ぎとなった。

米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(中国語電子版)は、香港の専門家の話として、「転売目的で大量の商品を買いあさる中国人に対し、香港市民の我慢は限界に達している。香港政府がきちんと問題に向き合わなければ、中国本土と香港の対立は激化し、香港の統治にも影響が出るだろう」と伝えている。

中国側は香港のデモ拡大を「左派による扇動で香港独立を目論む動きだ」と批判している。中国のネットユーザーからは「香港市民は中国人ではないのか」「一国二制度でなければ、香港は今のようになれただろうか?直ちに一国二制度を廃止すべきだ」などと怒りの声が上がっている。(編集/KO)

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