曽野綾子氏の産経新聞コラムに、南アフリカ駐日大使が抗議=「日本人というのは奇妙だな」「人間は毎日、色んなことを…」―米国ネット

Record China    2015年2月18日(水) 12時1分

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17日、AFP通信は、南アフリカ共和国のモハウ・ペコ駐日大使が産経新聞社に対して、同紙が11日付で掲載した作家の曽野綾子氏のコラムへの抗議文を送ったと報じた。写真は南アフリカのアパルトヘイト博物館。

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2015年2月17日、AFP通信は、南アフリカ共和国のモハウ・ペコ駐日大使が産経新聞社に対して、同紙が11日付で掲載した作家の曽野綾子氏のコラムへの抗議文を送ったと報じた。

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同紙に掲載された曽野氏のコラムは、「労働力不足と移民」というタイトルで、日本で介護などの分野での労働移民受け入れの必要性について言及し、「外国人を理解するために、居住を共にするということは至難の業だ。もう20〜30年も前に南アフリカの実情を知って以来、私は、居住区だけは、白人、アジア人、黒人というふうに分けて住む方がいい、と思うようになった」と述べた。

このコラムがアパルトヘイト(人種隔離)を許容するような内容であるとして、国内外から批判が集中していた。ペコ駐日大使は産経新聞に対して、コラムが「アパルトヘイトを許容し、美化した」と批判する内容の抗議文を送った。

産経新聞は声明を発表し、同社はあらゆる差別は許されるものではないという考えであり、コラムは著者の見解を反映したものであると述べた。また、曽野氏は15日付の同紙で新たな声明を発表し、問題となっているコラムでは日本に人種隔離政策を提案しているものではなく、生活習慣の異なる人々が居住を共にすることの難しさを個人的な経験に基づいて述べたものであると記している。

この報道に、米国のネットユーザーがコメントを寄せている。

「日本に移民としてやって来る人たちのほとんどは、アジアの国々出身だ」

「曽野綾子という人は、自分が白人だと思っているのではないだろうか」

「曽野さん、あなたの言う通りだと思う」

「日本人というのはとにかく奇妙だな」

「日本に5年ほど住んでいたが、日本社会に静かに根深く根付いているアパルトヘイトというものに気付いていた。曽野氏が述べていることは、ほとんどの日本人が日本人以外のあらゆる外国人に対して持っている典型的な感情だ。白人の私は、有色人種の他の外国人よりもいい扱いを受けていた」

「日本は人種差別を隠そうとしているだけだろう」

「ちょっと待ってくれ。人間は毎日、色んなことを差別しながら生活しているではないか。この卵はあっちの卵より新鮮だ、ここのブランドのコーヒーは他社のブランドよりもおいしい…といった具合にね」(翻訳・編集/蘆田)

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