2015年2月17日、参考消息網は記事「韓国へのミサイル防衛システム配備を狙う米国、米中韓の激烈な駆け引きを引き起こす」を掲載した。

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米国防総省のカービー報道官は13日の定例記者会見で、最新鋭迎撃システム、終末高高度防衛（THAAD）ミサイル防衛システムについて「韓国とはいかなる公的協議、議論を行っていない」と発言した。10日には「同盟国である韓国と持続的な協議を行っている」と発言していた。わずか3日前の発言をひっくり返したことになる。

THAADをめぐる米中韓の駆け引きは激化している。米国は同盟国・韓国とのミサイル防衛システム構築に積極的だ。これを懸念するのが中国。中国国防部の常万全（チャン・ワンチュエン）部長は4日、韓国でTHAADへの憂慮を表明した。韓国国内でも米中の争いに巻き込まれないようTHAADとは距離を置くように求める声が根強い。（翻訳・編集/増田聡太郎）