2015年2月16日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ（中国語電子版）によると、香港では転売目的で商品を大量に買いあさる中国人旅行者への反発が高まり、各地で抗議行動が広がっている。

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15日午後には九龍半島の地下鉄沙田駅周辺に市民約200人が集結。近くのショッピングモールでデモを行い、中国人客に向かい「祖国を愛せ、国産品を使え」と呼びかけた。中には「モラルがない」、「出て行け」などと叫び、中国人客のスーツケースを倒す場面も。デモ参加者と中国人客がもみあいになり、現場が混乱する場面もあった。その後、警官隊が出動して6人が逮捕された。

香港の専門家は「転売目的で大量の商品を買いあさる中国人に対し、香港市民の我慢は限界に達している。香港政府がきちんと問題に向き合わなければ、中国本土と香港の対立は激化し、香港の統治にも影響が出るだろう」と指摘。中国側は香港でのデモ拡大を「左派による扇動で香港独立を目論む動きだ」と批判している。（翻訳・編集/大宮）