拡大
8月4日、中国国家情報センター経済予測部が今後の中国経済についての観測を発表。今年後半、成長率と貿易黒字拡大のペースは鈍化するものの、経済はなお上昇サイクルにあり堅調だとの見方を示した。
2007年8月4日、第2回中国金融市場投資分析会議が開催された。席上、中国国家情報センター経済予測部・范剣平(ファン・ジエンピン)主任が中国経済についての予測を発表した。
范主任は、今年下半期の経済成長率を11.3%と上半期をやや下回る数値だと予想しつつも、経済はなお上昇サイクルにあるとして成長の持続に楽観的な見方を示した。一般世帯の消費も15.8%と1997年以来となる高い伸びが予想されているという。
また范主任は今年下半期、政府の金融引き締め策・人民元レートの上昇により貿易黒字の拡大速度は減速するとの見通しを示した。2007年全体では、輸出額は26%、輸入額は19.5%のそれぞれ増加となり、貿易黒字は2750億ドル(約33兆円)と前年比55%増える見通しだ。(翻訳・編集/KT)