2015年2月12日、日本メディアによると、パナソニックは中国の富裕層をターゲットにした高級冷蔵庫の販売に力を入れているという。中国紙・参考消息（電子版）が伝えた。

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中国の富裕層向けの高級冷蔵庫は、1台1万〜1万3000元（約19万〜24万7000円）で販売。ドアの色を中国人受けする金色（シャンパンゴールド）にするなどデザインや機能を現地事情に合わせる工夫をしている。

ドアにガラス素材を使用した高級冷蔵庫は昨年9月に中国で発売。中国の江蘇省無錫市で生産されているが、今年8月からは滋賀県草津市の工場で生産された分も中国に輸出される。今後はドアが鋼板の製品も発売し、2015年度には現地で6万台、輸出分3万台の販売を計画している。

中国の消費者は「冷凍食品は体に悪い」という固定観念を持っているため、冷却温度を4度からマイナス3度まで調整が可能な「変温室」を設けた。これにより、中国の各地域で異なる飲食習慣にも対応できるとしている。

パナソニックは2018年度までに家電部門の年間売上高を、2013年度よりも2000億円増やし、2兆円に達することを目標にしている。（翻訳・編集/本郷）