不思議なGDP統計?中央と地方で20兆円もの食い違い―中国

Record China    2007年8月5日(日) 0時59分

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2007年8月3日、地方自治体の統計によるGDPと国家統計局による数値とが大きくかけ離れていることが明らかとなった。その差額は20兆円にもなるという。なぜこのような食い違いが生じるのか?写真は上海の金茂ビル。

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2007年8月3日、全国31の省・市の上半期の経済統計が出そろったが、地方自治体の統計によるGDPと国家統計局による数値とが大きくかけ離れていることが明らかとなった。上海証券報が伝えた。

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各省・市の発表によるGDPを合算すると11兆9232億元(約191兆円)だが、国家統計局によれば10兆6768億元(約171兆円)と大きな開きが生じている。昨年同期の統計でも中央と地方のGDP統計には大きな差があったが、今年その差額は50%以上も拡大した。

なぜ数値にここまで大きな差が生じるのか?この背景には近年進む地域間経済協力が挙げられるという。自治体をまたいで経済活動が行われた場合、そのGDPをどちらの自治体に組み込むのかは難しい問題だが、両自治体がともに自身のGDPとして計算することが往々にしてあるのだという。そのため地方発表のGDP統計を合算すると、重複分が過大に評価される。現在、国家統計局では同問題解決のための対策を検討中だという。(翻訳・編集/KT)

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