「日本人の英語は一番ひどい」と中国ドキュメンタリー映画、日本人の国民性が英語習得の障害に?―中国メディア

Record China    2015年2月13日(金) 6時38分

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11日、中国で大ヒットしたチャン・ユアン監督のドキュメンタリー映画「クレイジー・イングリッシュ」(1999年)が公開された当初、この話題は日本のメディアに何度も取り上げられた。資料写真。

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2015年2月11日、中国で大ヒットしたチャン・ユアン(張元)監督のドキュメンタリー映画「クレイジー・イングリッシュ」(1999年)が公開された当初、この話題は日本のメディアに何度も取り上げられた。理由は、劇中で日本人の英語力について触れられているからだ。映画の中で、日本人の英語力についてどのように言及されているのか?それは、次の通りだ。「日本人の英語は一番ひどい。早口な上、日本語のなまりがひどくて、まったく聞き取れない。だから、(中国人は)英語をよく勉強して、日本へ行って稼げばいい」。完全に日本人は馬鹿にされている。しかし、このような言い方は全く科学的根拠に基づいていないもので、日本人にとっては非常に複雑な気持ちになる。人民網が伝えた。

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確かに、日本人は英語が不得意だ。しかし、英語を習得できないわけではない。それどころか、日本は英語教育の発展に力を注いでいるし、日本人自身も英語の勉強には熱心だ。

日本人は、義務教育の6年間、さらに大学入学後の2年間、英語を勉強する。同時に、大学入試の英語の難易度も非常に高い。もし小説や論説などの難易度の高い英語がわからなければ、理想の大学に合格することは難しい。しかし、非常に難しい論文を読破したとしても、英語の会話能力は依然として低いままだ。恐らく英文の読解力は米国の中高生の水準に達していても、一旦会話をし始めると、あっという間に小学生のレベルに下がってしまう。

会話が不得意で、リスニング力も低い。言い換えれば、やはり英語が不得意で、英語が怖いのだ。英語恐怖症の日本人は英語を聞いただけでびくびくする。長い間、英語に対するコンプレックスと闘っており、このコンプレックスを消すために、日本人は大量の時間とお金を使っている。そのため、駅前や学生街、商店街、ショッピングセンターなど、どこに行っても英会話教室を目にする。今や英会話教室のビジネスも過当競争になっているほどだ。

しかし、日本人はなぜこんなにも英語が不得意なのか?要因はさまざまだ。まず挙げられるのは、「島国」という環境が英語学習の障害となっている。欧州を例にあげると、フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、スイスなど地続きの国は簡単に行き来ができる。このため語学を学習することは比較的容易となる。

このほか、日本人の外国語の習得が難しい最大の要因は、日本人の国民性にある。日本人は、何に対しても「恥ずかしい」と感じる。また、しゃべるのが不得意で、積極的にしゃべろうとしない。外国語を学ぶ際に最も重要だと見られているのは、「間違っていてもしゃべる」という精神だ。日本人に欠けているのは、まさにこの精神なのかもしれない。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)

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