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米国食品医薬品局(FDA)はこのほど、中国医学を「独自の理論と実践により構築された、独立した科学体系である」と認める文書を公表した。人民日報が3日、報じた。写真は中国医学博物館。
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2007年8月3日、アメリカの食品医薬品局(FDA)はこのほど、中国医学を「独自の理論と実践により構築された、独立した科学体系である」と認める文書を発表した。人民日報が報じた。
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これまでアメリカは、中医を「補充代替医学」と位置づけてきたが、独自の文化的背景のもと、独立した理論を持つ医学であることをようやく認めた格好だ。西洋医学の伝統的な考え方である対症療法と異なり、有機体自身の持つ治癒能力を生かすという概念は独自の治療法といえる、との認識だ。
FDAが2004年の植物医薬品に関する文書を発表して以降、中医を応用した新薬開発に道が開かれ、患者を中心に考えるその理念と効能に対する理解が深まっていた。(翻訳・編集/WF)