日本の“チャイナ・フリー”に「中国を蔑視」「右翼の台頭」と反発する中国メディアは、その理由がわかっているだろうか?―中国ネット

Record China    2015年2月12日(木) 0時3分

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9日、中国のインターネット上に、日本の食品メーカーが「中国産原料不使用」を広告としてうたっていることに関して論じた文章が掲載された。写真は定食。

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2015年2月9日、中国のインターネット上に、日本の食品メーカーが「中国産原料不使用」を広告としてうたっていることに関して論じた文章が掲載された。

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日本の食品メーカーやレストランでは最近、広告に「中国産原料不使用(チャイナ・フリー)」をうたうことで安全性をアピールするケースが多くなっている。この現状に中国メディアは騒然となり、反論や批判、さらには「日本の右翼勢力の台頭」を持ち出すところまであり、泣くに泣けず、笑うに笑えない状況だ。なぜ日本企業がこうした広告を出すのか。その理由がわかっているだろうか?

中国では、出どころのわからない偽の牛肉や病死した動物の肉が食用として使用されたり、羊の肉だと偽ってネズミの肉を使用したりするケースが発覚している。こうしたニュースを見るたびに、悪意に満ちた業者に対して言葉が出なくなる。私でさえこのように感じるのだから、細部にまでこだわる日本人ならなおさらだ。日本人は中国人を軽蔑しているのではなく、日本の人々に食品を通して害が及ぶことを心配しているのである。

「中国では、死ぬ以外の大ごとはない」と言う人がいる。死亡事故さえ起きなければ、上から下まで穏便に済ますということだ。食品問題はメディアが暴かない限り、人々は多くを聞こうとはしない。役人は自らの昇進に影響することを恐れ、市民は面倒くさがる。実際に販売している本人たちは、誰が結石になろうががんになろうが知ったことではないのだ。

もともと法治精神に欠け、人治に偏る中国では、こうした自分には関係ないという風潮に、さらに暴利の誘惑が加わっているのだから、食品問題が後を絶つはずがない。日本人が偽物を作れば、指導員は恥入り自殺し、本人の名声は地に落ちて研究生命を絶たれる。中国人が偽物を作れば、あれこれと言い逃れをし、業者と役人が結託してあくどいことをする。

過程がどんなに無恥で卑怯であれ、目的を達成しさえすれば成功というのは、中国人が古代中華文明から最もかけ離れたところだ。日本が古代中華文明に心酔したのは、中国の武力が強大だったためだろうか。もちろん違う。日本は中国を恐れたのではなく、その文化、「忠孝仁義礼智信」の価値を尊敬したのだ。現在の中国人は、祖先に借りのある人が多すぎる。(翻訳・編集/北田

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