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8月1日、外貨獲得の重要な役割を果たす天津開発区で先頃、投資額数億ドルに上る外資プロジェクトが断られていた。紙製品加工会社で、「使用する土地が広い、エネルギー消耗が高い、汚染が深刻」などの理由から。
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2007年8月1日、外貨獲得の重要な役割を果たしている天津開発区で先ごろ、環境汚染を理由に投資額数億ドルにも上る外資プロジェクトが断られていたことがわかった。
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プロジェクトを断られたのは紙製品の加工会社で、「使用する土地が広い、エネルギー消耗が高い、汚染が深刻」などの理由が挙げられたという。現在4400社以上の外国企業がある天津開発区では1年余りの間に100以上のプロジェクトが断られており、その多くは環境保護の基準を満たしていないことが理由だという。
南開大学の徐復教授は、環境保護の基準を設けたことで技術能力の低い外国企業や環境保護基準を満たさない汚染の深刻な外国企業などは中国市場から徐々に撤退していくことになるだろうと話している。(翻訳・編集/藤野)