中国が係争海域で「危険なゲーム」を展開、東シナ海で衝突の可能性―米メディア

Record China    2015年2月10日(火) 21時11分

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7日、米国際ラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語サイトによると、米アナリストは中国が海洋紛争において米国が軍事行動を起こす最低ラインを測る一種の危険なゲームを行っていると指摘している。写真はパラセル諸島。

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2015年2月7日、米国際ラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語サイトによると、米アナリストは中国が海洋紛争において米国が軍事行動を起こす最低ラインを測る一種の危険なゲームを行っているとし、中国周辺海域において突発的な衝突が発生する可能性は極めて高いと指摘している。

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中国の軍備拡張は周辺諸国に不安を与えており、中国との間に領有権の問題が生じている日本やフィリピンなどは米国と安全保障面での協力関係を強めている。米オバマ大統領のアジア回帰政策は実施から4年に入ったが、ブルッキングス研究所で6日、米国は台頭する中国にどう対応すべきかについて米軍事外交専門家らが話し合った。

米国防大学の海洋戦略を専門とするバーナード・コール教授は、中国軍が装備の近代化を急ピッチで進めている目的は、部隊や艦船、兵器の数で米国に追いつくことだけでなく、台湾海峡や東シナ海、南シナ海など周辺海域における利益確保にあるとし、東シナ海と南シナ海の情勢が最も懸念されると指摘。日本やフィリピンといった米国の同盟国と中国との間で紛争が生じれば、米国は外交ルートを通じて問題解決に尽力する必要があると話した。

ブルッキングス研究所北東アジア政策研究センターのリチャード・ブッシュ所長も、中国軍の目的について同様の見解を示した。中国が南シナ海で暗礁を埋め立て、当初の地形まで変えようとしていることは、米国にとって難題の一つになっているが、アジア諸国の一部にオバマ大統領はアジアを重視していないとの印象を与えており、米国空母が駐留するかどうかはアジアの安全保障の要になると指摘した。(翻訳・編集/岡田)

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