2015年2月7日、トランスアジア航空の旅客機が台北郊外の川に墜落した事故で、台湾・蘋果日報（アップル・デイリー）は、事故現場をバックに記念撮影する女性らがいたことが物議を醸している、と報じた。台湾のネットユーザーは「なんて同情心がないんだ」などと激怒。中国のネットユーザーからは「『本土からの観光客でした』となることが心配」との声が上がった。

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乗員乗客計58人が乗ったトランスアジア航空GE235便は4日午前、松山空港を離陸直後に墜落。その様子が車載カメラにとらえられ、衝撃を呼んだ。中国メディアは、乗客53人中31人が福建省アモイの旅行会社2社の団体客ら大陸からの旅行者だった、と伝えている。

蘋果日報によると、女性らが事故現場を背景に記念撮影をしていたのは、川の中で行方不明者の救助作業が続いている最中。笑顔でピースサインをしながら撮影する女性の姿も見られたという。

台湾のネットでは、女性らの身元の特定を呼びかける動きが広がっており、中国のネットユーザーからは早速

「数日後には身元が特定され、『中国本土からの観光客でした』となることを心配している」

「台湾人は、記念撮影をしていたのが本土人だと言うんじゃなかろうか」

「彼女たちがどこの人であれ、人が死んでるのに記念撮影なんて、本当に恥を知らない」

「人間のクズだな」

「他人の不幸を喜んでいるのか？」

「バカな上に同情心もないのか。まったくあきれる」

「それでも人か？そんな暇があるなら、行方不明者を探しに行け。なんて恥知らずな！」

などのコメントが寄せられた。

“中国人説”に関しては

「どこにでも素養の低い人はいるんだ。見ればすぐ『中国人だ』と言うのはやめろ。お前ら台湾だってどれだけマシかわかったもんじゃない」

「台湾人も中国人だから」

「身元を特定したら、台湾人は自分で自分の首を絞める結果になるかも」

「自分の家のことでなければ関係ない。これが現代社会の冷淡さと残酷さ」

「どこにでもこういうやつはいる。驚くことじゃない」

などの反応もあった。（編集/KU）