2015年2月5日、中国紙・新快報（電子版）によると、2014年に韓国を旅行した中国人は610万人を超え、韓国は中国人が最も多く訪れる国になっている。なぜそれほど人気が高まっているのか。

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韓国を訪れる中国人観光客は1980年代生まれの比較的若い世代の女性が主流で、リピーターも少なくない。90年代生まれにも韓国を訪れる人が増えており、全体の2割を占める。北京や上海など都市部が中心だが、地方の中小都市から韓国を訪れる観光客も急増している。

韓国は中国から至近という地理的条件だけでなく、免税措置の行き届いた済州島があり、ショッピングを楽しみたい女性が選びやすい条件もそろっている。また、美容・整形業が発達していることも、女性にとって魅力的な選択肢になっている。物価が安いことや、テレビドラマや芸能などの「韓流」によって、人々が韓国文化に興味を持つようになっていることも観光客増加の背景にある。

ソウル、済州島、江原道は韓国で最も人気の高い3大観光地となっているが、韓国政府は2015年に中国人観光客へのビザ発給手続きを大幅に簡略化する計画を進めており、政府主導で中韓観光市場のさらなる成長を促そうとしている。（翻訳・編集/岡田）