韓流好きの中国ミレニアム世代は海外旅行が活発、観光産業にとって「宝の山」に―英紙

Record China    2015年2月7日(土) 16時3分

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4日、新世代の中国人が世界の観光産業に大きな影響を与える存在になるとみられている。写真はソウル。

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2015年2月4日、英紙フィナンシャル・タイムズは新世代の中国人が世界の観光産業に大きな影響を与える存在になると予想した。5日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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中国では1980年代初期から2000年までに生まれた「ミレニアム世代」が3億人に上る。それ以前の世代に比べて、はるかに繁栄し、安定した社会を背景に育ち、過去10年に比べて政府が約5倍の教育費を投じた恩恵を受けてきた世代でもある。

この世代のうち、約4分の1は大学あるいはその他の形式の高等教育を受けているため、それ以前の世代と比較してホワイトカラーになる可能性が高く、高給も得やすい。収入がすでに親世代を上回っており、支出能力もますます高くなっている。

その消費パワーは世界のさまざまな消費に影響を与えるほど巨大になっており、各産業や各地で新たなニーズを生み出してきた。中国のミレニアム世代による海外旅行は大きなトレンドとなっており、毎年約4回の海外旅行を楽しんでいる。これはアジア各国の同年代の2倍に相当する。こうした海外旅行ブームが航空会社や旅行会社、観光産業の業績を押し上げている。

香港やマカオ中国人観光客に最も人気が高い旅行先だが、ミレニアム世代はさらに遠くへと目を向けている。韓流ブームなどの影響で、ミレニアム世代が最も注目しているのは韓国だ。昨年韓国を訪れた20〜40代の観光客のうち、約半分を中国人が占めた。

しかし、韓国はスタート地点にすぎず、今後は収入の増加などに伴い、より遠くの都市を旅行し、さらに多く支出するようになるとみられる。これは世界の観光市場や観光産業にとってますます重要な「宝の山」となることを意味している。(翻訳・編集/秋田)

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