韓国のミサイル防衛システム配備に中国が反対、韓国は米中の板挟み回避のため外交力が求められる―韓国紙

Record China    2015年2月6日(金) 22時58分

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5日、北朝鮮からのミサイル防衛を目的とするTHAAD配備に中国国防相が懸念を示したが、韓国政府には米中間で板挟みにならないよう外交力が求められる、と韓国紙は指摘している。資料写真。

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2015年2月5日、環球網によると、中国の国務委員を兼任する常万全(チャン・ワンチュエン)国防部長(大臣)が韓国・ソウルを訪れ、米国が韓国国内に終末高高度防衛(THAAD)ミサイルシステムを配備しようとしていることに懸念を表す発言をしたが、韓国・東亜日報は北朝鮮からのミサイル防衛を目的とする同システムが中朝関係を損ねる可能性があるためかもしれないと報じた。

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中国と韓国の間では、すでに自由貿易協定(FTA)が実質的に妥結し、経済レベルでの協力関係はより緊密になっているが、安全保障の面では韓国は米国との関係が優先されている。韓国大統領府は韓国が米中間で一方を選択するのは冷戦時代の古い考えだとしているが、中国は「G2論」における一方であり、米中の対立が加速すれば、韓国はいずれ選択を迫られることになる。

記事は誠信女子大学の金興圭(キム・フンギュ)教授の「中国と協力し朝鮮半島の統一や北朝鮮の非核化という共通の目的を推し進める」という意見を引用し、韓国政府には安全保障問題で米中間の板挟みにならないよう外交力を発揮することが求められていると伝えた。(翻訳・編集/岡田)

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