韓国が2年連続で中国の最大輸入先に=中間製品から消費財へのシフトが課題―韓国メディア

Record China    2015年2月7日(土) 7時11分

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3日、韓国貿易協会が公表した統計によると、昨年、中国の韓国からの輸入額は全体の9.7%を占める1903億ドルで、韓国が2年連続で最大輸入国となった。写真は韓国の釜山港。

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2015年2月3日、韓国・聯合ニュースによると、韓国貿易協会が公表した統計から、昨年、中国の韓国からの輸入額は全体の9.7%を占める1903億ドルで、韓国が2年連続で最大輸入国となったことが分かった。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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中国の輸入に占める割合は、日本8.3%、米国7.8%、台湾7.8%、ドイツ5.3%、オーストラリア4.6%、マレーシア2.8%、ブラジル2.6%だった。韓国が中国の輸入に占める割合は、2013年に初めて日本(8.2%)を超える9.2%に達して首位となっていた。

中国の電気・機械産業の急速な発展に伴い、韓国製部品の輸入規模が拡大したと分析されている。昨年、中国が韓国から輸入した半導体は前年比10.8%増となる501億ドルで、輸入総額の25%以上を占めた。自動車部品は39億ドル、コンピュータ・周辺機器は31億ドルで、それぞれ前年比16.6%、76.3%増加した。

このほか、韓流ブームによって韓国製品が中国で受け入れられるようになっているという分析がある。これとは反対に、領土問題などの悪化が、日本の対中輸出に悪影響を与えており、このことも韓国のシェアが増大した理由の一つとみられている。

だが、専門家によると韓国からの消費財の輸入は依然として少ない。中国は最近、ディスプレイや石油化学、船舶、機械などの主要工業分野での生産規模を拡大しており、輸入に頼ってきた中間製品の自給率を向上させている。そのため、韓国企業も中国国内市場を狙った消費財の輸出を拡大していくべきだと指摘している。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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