生徒全員で孔子像に向かってひざまずき叩頭、毎朝5時起床で「孝経」を素読、厳しすぎる高校に「時代錯誤だ!」の声―中国ネット

Record China    2015年2月3日(火) 4時35分

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30日、中国河南省のある高校では、孔子像に向かってひざまずき、叩頭するよう生徒に強要。さらに毎朝5時起床で孔子の「孝経」などを素読するよう規則に定めている。写真は中国の孔子像。

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2015年1月30日、中国河南省に信じられないほど厳しい教育を生徒に行っている高校が存在するという。中国紙・新京報が伝えた。

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問題の高校は、河南省平頂山市宝豊県第一高校。この学校の生徒によると、学生寮で生活している生徒に対し、毎朝5時に起床して孔子の「道徳経」や「孝経」を素読(声に出して読むこと)するよう学校側が要求。さらに昨年からは、生徒全員で校庭にある孔子像に向かってひざまずき、叩頭(こうとう=頭を地面につける礼拝方法)するよう指示され、これを守らない生徒は全体集会で厳しい批判を浴びることになるという。

生徒たちはこの学校側の要求に強い不満を抱いている。だが校長は「天や地、父母に叩頭するのは中国の伝統文化であり、封建的ではない。先人の賢者である孔子に叩頭するのは、先祖を敬う生徒たちが自発的にやっていること」と説明。「孔子の教えを学ぶことは中国の伝統文化を学ぶことだ」と話し、「今のやり方は政府の教育理念にかなっているが、まだ足りない」と話している。

中国のネット上には、校長の発言に猛反発する声が上がっている。

「一体いつの時代の話だよ!」

「文革のときに孔子廟を破壊したのも自発的ってか?」

「こういうバカな校長がいるから、不健全な精神を持つ人間が育つ」

「孔子を学ぶ前に法律を学べよ」

「ばかばかしくって、何も言えねえ!」

「誰が自発的にひざまずいたりするか」

「朝5時起床って、早すぎるだろ」(翻訳・編集/本郷)

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