殺人事件からタクシーの全面スト!3日目突入で悪質な「もぐり営業」も横行―河南省鄭州市

Record China    2007年8月1日(水) 11時44分

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7月30日朝から始まった鄭州市内1万3000台のタクシー全面ストライキは3日目に入り、市内の交通はマヒ状態だ。全面ストの原因は所有権と経営権をめぐる問題だが、悪質なスト破りも横行し始めた。

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2007年7月30日、朝から始まった鄭州市内1万3000台のタクシーの全面ストライキは3日目に入り、市内交通はマヒ状態だ。全面ストの原因は、運転手と所属するタクシー会社、市のタクシー管理所との間でくすぶり続けてきた所有権と経営権をめぐる問題だ。

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運転手はタクシー会社に所属した場合、約18万元(約288万円)を自分で用意して経営権を手に入れるが、経営権は車の所有権とともにタクシー会社に帰属し、運転手が勝手に名義変更できないなど、身分上は個人営業でありながら会社に縛られることに不満が募っている。

一方のタクシー会社側は、運転手教育や車の点検整備、事故の補償などすべて会社の責任で行うため、これらの権利は当然会社に属すると主張。数日前、このことが原因で、ある運転手夫妻とタクシー会社がもめ、1人が死亡1人が重傷を負うという事件が発生したことから、一気に全面ストへと発展した。

しかし、いくら大義のためとはいえ、日銭を稼ぐタクシー運転手にとって何日も実入りがないのはつらい。しびれを切らし、車に「本日休業」表示を出しながら、値段は客との交渉で乗せる「もぐり営業」が出始めた。道に不案内な外国人は早速カモにされているという。(翻訳・編集/WF)

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