人工中絶手術件数が毎年1300万件に、25歳以下の女性が半数以上を占める、低年齢化も問題に―中国

Record China    2015年1月28日(水) 10時6分

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26日、中国では毎年延べ1300万人の女性が人工中絶手術を受けている。その半数以上を25歳以下の若い未婚女性が占めており、その大多数が女子大生だ。資料写真。

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2015年1月26日、中国国家人口計画生育委員会科学技術研究所が発表した2013年の調査データによると、中国では毎年延べ1300万人の女性が人工中絶手術を受けている。この数字には薬物による人工中絶や無許可クリニックでの中絶手術は含まれていない。中国青年報が伝えた。

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中国国務院婦女児童工作委員会弁公室と国連人口基金(UNFPA)が北京大学人口研究所に委託して行われた「中国青少年生殖健康可及性政策の発展研究」に関する調査結果で、男性と性的関係を持った未婚女性の20%以上が不本意な妊娠をした経験があり、うち91%が人工中絶手術を受けていたことがわかった。

人工中絶手術では重複手術が大きな問題になっている。広東省広州市の医療機関の統計では、2013年1〜7月に同病院で中絶手術を受けた患者のうち、実に46.6%が中絶経験者だった。また、全国で毎年延べ1300万人の女性が中絶手術を受けているが、その半数以上が25歳以下の若い女性で、その多くが女子大生だ。

同時に人工中絶手術の低年齢化も深刻な問題となっている。パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器の普及で、子どもでも簡単に成人向けサイトにアクセスすることができる。すると、避妊や性病、エイズに関する知識を持たない子どもたちが興味本位で性行為に走る。その結果が妊娠だ。人工中絶手術が原因で不妊になる女性も多く、手術の失敗から死に至るケースも少なくない。不本意な妊娠を防ぐためには、早い時期からの性教育が必要だ。(翻訳・編集/本郷)

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