日本人はなぜ不吉な動物を好むのか=ネコ、カラス、イノシシ、フクロウがあがめられる理由とは―中国メディア

Record China    2015年1月29日(木) 11時53分

拡大

27日、中国のポータルサイト・網易トラベルは「日本人はなぜ“不吉な”動物を好むのか」と題した記事を掲載した。写真は森のカラス。

(1 / 2 枚)

2015年1月27日、中国のポータルサイト・網易トラベルは「日本人はなぜ“不吉な”動物を好むのか」と題した記事を掲載した。

その他の写真

日本人の好きな動物には、中国人にとっては理解しがたいものがある。ネコ、カラス、イノシシ、フクロウは、中国ではそれほど人気がなく、不吉な動物として避けられる傾向にある。そのいくつかを紹介しよう。

1.ネコ

日本ではあちこちで野良ネコを見かける。人を怖がることもなく、近所の主婦に餌付けされているネコまでいる。政府の厳しい規定のため、日本には野良イヌは少ないが、野良ネコはたくさんいる。

ネコは日本では法を超越した存在なのだ。日本人にとってネコとは高貴かつ神秘的な動物で、敬意を払わなければならない存在だ。古代エジプトからヨーロッパ、中国を経て、日本には奈良時代に伝わったといわれる。一般家庭でネコを飼うようになったのは明治時代からで、現代ではあらゆるところでその姿を目にすることができる。東京の今戸神社は招き猫の像を祭っている。

2.カラス

日本に行ったことのある人なら、街のいたるところにいるカラスに深い印象を抱くだろう。木の枝や屋根に止まってフンをしたり、ごみをひっくり返したりしても、日本人はカラスに対して反感を抱いていないように見える。

カラスがやりたい放題できるのは、日本人がカラスを縁起の良い鳥だと見ているからだ。日本最初の天皇である神武天皇は、三本足の「八咫烏(やたがらす)」に導かれて熊野に遠征したと言われている。そのため、日本ではカラスは神の使いだと言われている。

3.イノシシ

「猪」という字は中国語では「ブタ」を意味するが、日本ではこれを「イノシシ」と呼んでブタとは区別する。イノシシは勇敢さとタフさの象徴で人気がある。戦国時代の猛将・福島正則には「猪武者」というあだ名があった。

4.フクロウ

日本では街角に像が立っていたり、グッズやぬいぐるみにもなっているおなじみの鳥だ。長野五輪のマスコットもフクロウだった。池袋駅には「いけふくろう」像がある。日本ではフクロウは賢く、大きな目で遠くを見通すことのできる鳥として親しまれている。日本語の「フクロウ」は「不苦労」に通じ、縁起が良いとされる。(翻訳・編集/岡本悠馬)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携