中国の製造業が驚異的な成長=自動車から鉄道、航空機まで、世界の主要製品を中国製が占める日も遠くない―英紙

Record China    2015年1月28日(水) 15時28分

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27日、英紙フィナンシャル・タイムズは、中国工業界の発展はめざましく、中国政府高官が抱く「自動車から鉄道、航空機まで、世界の主要製品を中国製が占める」という夢が将来的には実現すると予測した。写真はボストンの地下鉄。

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2015年1月27日、英紙フィナンシャル・タイムズは、中国工業界の発展はめざましく、中国政府高官が抱く「自動車から鉄道、航空機まで、世界の主要製品を中国製が占める」という夢が将来的には実現すると予測した。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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北京からボストン市内へ向かう場合、まず最初に北京とボストンを結ぶ直行便ボーイング777に乗ってボストン・ローガン国際空港に到着し、そこからドイツ製の車両を採用する地下鉄・ブルーラインに乗って市内へ向かうことになる。地下鉄駅付近では出迎えの家族か友人がボルボに乗って待っているだろう。中国政府高官の夢は、いつの日かボーイング777を中国製C929に、シーメンス製地下鉄車両を中国北車製に、ボルボを吉利汽車の博瑞GC9に置き換えることだ。

中国工業界の進歩はめざましく、実はこの夢は航空機を除いてすでに実現しかけている。14年10月、中国北車が世界の鉄道業界を驚かせた。ボストン公共交通システムの入札で、地下鉄車両約280両を5億7000万ドル(約673億円)で落札したのだ。また、同社はスプリングフィールドの地下鉄車両組み立て工場建設の入札も落札。しかも、落札額はカナダに本部を置くコングロマリット企業・ボンバルディアの約50%に過ぎなかった。

中国の工業製品は、自国や発展途上国市場での契約や経験を重ね、水面下での長く着実な進歩を経て、ある日世界を驚かすというように、多くがこの中国北車のような発展を遂げてきた。中国の鉄道車両メーカーは今や米国などの先進国を目標に定めており、世界の鉄道産業の顔ぶれを一新させる勢いを持っている。しかも、こうした勢いは鉄道車両業界だけにとどまらない。

中国はいつの日かボーイング777もC929または中国政府が資金提供して開発中の新型航空機に置き換えたいと考えている。しかし、この夢がかなうのはまだかなり先で、少なくとも数十年の時を経てようやく実現するだろう。(翻訳・編集/秋田)

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