中国のテニス女王リー・ナ引退後、錦織圭がアジアテニス界の新たな誇りに―中国紙

Record China    2015年1月28日(水) 10時40分

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27日、先週、広大なオーストラリアの地で、中国の赤が輝きを放った。オーストラリアで開催されているAFCアジアカップ2015の1次リーグで中国代表は、3戦全勝で決勝リーグに進出を決めたほか、女子テニスシングルの彭帥も全豪オープンテニスで4回戦進出を決めた。

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2015年1月27日、先週、広大なオーストラリアの地で、中国の赤が輝きを放った。オーストラリアで開催されているAFCアジアカップ2015の1次リーグで中国代表は、3戦全勝で決勝リーグに進出を決めたほか、女子テニスシングルの彭帥(ポン・シュアイ)も全豪オープンテニスで4回戦進出を決めた。しかし、25日、アジアカップはすでに他国のチームのゲームとなり、全豪オープンも彭帥の敗退とともに、中国人にとってはどうでもいいものになってしまった。華西都市報が伝えた。

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■リー・ナの引退後、日本テニス界のヒーローが新しいスターへ

彭帥がブリスベンを去った日、全豪オープンの男子シングルスで、現在世界ランキング5位の錦織圭が逆転勝利を飾り、4年連続で全豪オープンベスト16に進出した。安定した成績に加え、昨年の全米オープンで準優勝に輝いた日本の青年はアジアのテニス界の新たな誇りとなった。錦織の快進撃に全豪オープンの組織委員会も胸をなでおろしている。全豪オープンは4大大会グランドスラムの中で唯一アジア地域で開催される大会であり、錦織圭のアジア人としての顔はリー・ナ(李娜)の引退後、豪州オープンの体面を保たせるのに一役買った。

さらに残酷な現実は、このハンサムな青年の活躍により、国際的な有名企業はこぞって錦織圭を奪い合い、リー・ナ引退後のアジア市場のイメージキャラクターの穴埋めにしようとしていることだ。ビジネス上の計算とは別に、テニスファンが注目しているのは、アジアテニス界の勢力図だ。伊達公子の成績が停滞した後、リー・ナや彭帥が大活躍をするなど、近年中国がアジアテニス界を牽引してきたこともあり、日本のテニス界はすでに中国のテニス界に対抗できなくなっていた。ところが、錦織圭というニューヒーローの台頭により、いつの間にかアジアのテニス界の情勢が変わってしまった。

わかりやすい例をあげると、今年の豪州カップでは、日本の記者の数が中国の記者の数を圧倒的に上回った。例年だと、プレスルームではいつでも中国人に人気の食品を目にすることができ、四川語を話す記者も何人もいた。しかし、今年は全豪オープンを中継する日本のテレビ局が例年の1社から2社に増え、取材資格を持たないテレビ局も記者を派遣して取材をしていた。また、新聞や雑誌を含めメディアが派遣してきた記者の数は計40人程に上っている。

全豪オープンでは、ここ数年、中国人記者は引っ張りだこだった。リー・ナに対して深いインタビューができない欧米記者たちが中国人記者に様子を探りにくるからだ。しかし、今年、中国人記者たちは非常にやるせない様子で、「英米テレビ局の中継の解説者やメディア関係者たちが討論するアジア新勢力にはすべて錦織圭の名前があがっていた。そのため、日本人記者の待遇や歓迎ぶりも同様に高まっている」と報道した。

錦織圭はまさに中国におけるリー・ナのような存在だ。錦織圭の活躍は日本国内のテニスブームを巻き起こすだろう。一方、リー・ナが引退した後、一気に冷めてしまった中国のテニスブームについて、心配せずにはいられない。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)

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