イスラム国に拘束された湯川遥菜さん、奇妙な経歴「川島芳子の生まれ変わりを自称」その後は「右翼思想に傾倒」―米紙

Record China    2015年1月23日(金) 7時42分

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22日、米紙ニューヨーク・デイリー・ニューズは、過激派組織「イスラム国」に拘束されている湯川遥菜さんの奇妙な経歴について報じた。

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2015年1月22日、米紙ニューヨーク・デイリー・ニューズは、過激派組織「イスラム国」に拘束されている湯川遥菜さんの奇妙な経歴について報じた。

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ニューヨーク・デイリー・ニューズは21日、イスラム国に拘束されている湯川遥菜さんについて、これまでに拘束された人物の中で最も変わった経歴の持ち主だろうと報じた。記事によると、東京郊外の出身である湯川氏は、この10年ほどは苦難の日々を送っていた。自身が経営していたミリタリーショップは倒産し、住む家がなくなって公園で寝泊まりしたこともあるという。自身の局部を切り落として自らを命を絶とうとしたこともあるという。湯川氏は妻に助けられて一命を取り留めたが、「もし失敗したら女性として生きようと思っていて、あとは運命に任せようと思っていた」と、ロイター通信に語ったことも伝えている。

妻を肺がんで失った後、湯川氏は名前を男性の名前の「正行」から女性の名前の「遥菜」に変えて、第二次世界大戦で男装の麗人のスパイとして名を馳せた川島芳子の生まれ変わりを自称していたという。その後、湯川氏は突然、極端に男性らしい行動に走り、日本の右翼思想に傾倒したと伝えている。それまで武器を扱った経験がないにも関わらず、戦士を自称し、民間軍事会社を設立したという。

湯川氏とともにイスラム国に拘束されているフリージャーナリストの後藤健二氏については、湯川氏を探すためにシリアに入国したと伝えており、シリア入りする前に撮影したビデオ映像では「とても危険な地域なので何が起こってもシリアの人々を恨まない」と語っており、「必ず生きて戻る」とのメッセージを残しているという。(翻訳・編集/Yasuda)

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